本屋の神様

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世界で一番美しい病気

昨日、夫が急に高熱を出して、会社を早退してきました。

39.5度をマーク、これは、もしや・・・、と心配しつつも、ひとまずは様子を見ながら自宅で静養。一晩休むと平熱近くまで戻り、電話確認の上、病院で診てもらうと胃腸炎でした。

この時期、熱が出ると心配になりますが、何事もなくてほっとしました。

 

本日のセレクトは、わが息子1歳半によるもの。最近は、大人の本棚をあさり、カバーを外してページをパラパラするのがマイブームらしいです。それにしても、タイムリーな選書(題名だけ)ですね。お父さんのは、ただの胃腸炎でよかった。

 

中島らもさん、一般的には「明るい人生相談室」が有名かと思います。私はそれで彼を知り、はまりました。

 

世界で美しい病気、それは恋。

 

 

頭が良すぎて、繊細、破天荒型ならもさんらしい恋と欲望についてのエッセイです。

女の子を聖俗どちらかに振り分けて見てしまうのは、男子校で中高生活を送ったためだと本人が書いているとおり、恋に翻弄されたらもさんの告白や短編が綴られています。

 

奥さんの別著(下記)で記されていますが、パートナーは大変だっただろうなあ。

でも、全てを正直に見てしまう少年のような純粋さ・頭の良さ、それ故の葛藤を抱えたまま生きた中島らもは、本当に魅力的だったんだろうな、と思います。