本屋の神様

おすすめの本と本屋を紹介するブログです。

本屋さんと図書館

f:id:book-shopper:20170322101801j:plain本屋さんと図書館の違いって何だろう。
本屋さんに行くと、特に目的がなくても「読みたい!」とか「あー、これ、気になる…」という本に出会うことが多いのに、図書館ってあんまりそういう出会いがない。資料探すときにはとっても便利なんですけどね。それでも、そそる本は本屋さんで出会うことの方が圧倒的に多いです。

つらつら考えるに、図書館って、なんか名簿っぽいからかな。
クラスの中で、仲の良いグループごとに分けられてるんではなくて、名簿順に集められてる感じ。仲の良いグループにまとめられてたら、気の合う友人を見つけやすいけど、名簿順って単純に名前で集められているから必ずしも気があう人が近くにいるわけじゃない。

知り合いから「◯◯ちゃん、面白いよ!」とか聞いてたら、名前がわかる名簿は便利だけど、名も知らず感覚を頼りに、自分にとって面白そうな子を探そうと思ったら、雰囲気が似てたり共通項があるグループでまとまっている方が出会いやすいのに似てます。

そう思うと、良い出会いがある本屋さんって、その共通項見つけが上手いなぁ、と思います。

もちろん本屋さんも作者毎の陳列が基本になっているけど、イベントの平台とか企画コーナーなんかで、意外な仲良しグループを作って見せていて、図書館では目が合わない本と出会ったりする。

webでふらっと本の買い物をしないのは、そのへんが理由かもしれません。(webの本屋さんって、基本は検索だものね。「これもおすすめ」って出してくるけど、自分の好みに合わせてくれてるだけだし。他の人の切り口で共通項を見出されて集められた本のくくりって、興味深いし新鮮です。)