本屋の神様

おすすめの本と本屋を紹介するブログです。

嘘みたいな本当の話 みどり

夫は、電車通勤です。結構長い時間、毎日電車に揺られて通勤しています。

というわけで、彼は電車の中で本を読むわけですが、毎回セレクトを頼んできます。読み終わったら、「で、次は何の本?」と。

お悩み半分・嬉しさ半分で、硬軟・緩急つけて(彼に)合いそうな本を選びます。

今回は、仕事が忙しそう&ちょっとお疲れモードに見受けられたので、軽めで、気分が健やかに明るくなるようなものにしてみました。

 

内田 樹・高橋源一郎 選の

 

嘘みたいな本当の話

 

一般から募集したいろんな話を、内田さんと高橋さんがセレクトしたお話集です。

お酒に酔った人の話から、日常で起こった漫画みたいな面白いはなし(でも本当)など、くすっとしたり、あるある、と共感したりする楽しい本です。

 

ポイントは、お話のセレクト基準があざとくないこと。

 

面白さ第一主義の際どい「嘘みたい」や、仰天するような「嘘みたい」」ではなく、日常のちょっとした「嘘みたい」な面白いことや、アレ?という「本当の」話、が集められていて、自分の日常にも何かあるんじゃない?と振り返ってしまう感じ。

 

感想を聞くと、一人くすくす笑ってしまい、変な人になっちゃうから「電車の中で読んだらダメ系の本だね~」だそうです。まあまあアタリで良かった。